普段プチ起業家ドットコムではあまり政治の話はしないのですが、今日はちょっと政治の話。

プチ起業家の皆さんは香港の政治活動家の周庭さん(24)という方をご存じですか?

2019年に香港で起きた反政府デモをめぐって、無許可集会扇動罪などで昨年12月に禁錮10月の実刑判決を受け服役していた民主活動家、周庭氏(24)が12日午前に出所した。

というニュースについて。


Contents

周庭氏とは?

名前:周庭(アグネス・チョウ)女性民主活動家

生年月日: 1996年12月3日 (年齢 24歳)

出生地: イギリス領香港

政党: 香港衆志

学歴: Holy Family Canossian College (2008年–2014年)、 嘉諾撒聖家学校 (2002年–2008年)、 香港浸会大学

周庭さん(以下周氏)は香港の政治運動家であり民主派政党・香港衆志の創始者の一人として常務委員などを務めた経験もあります。香港では『民主の女神』や『学民の女神』と呼ばれたりしています。2020年11月にはBBCが選ぶ『今年の女性100人』の内の一人に選ばれました。またイギリス本土に居住した事はないが、両親が彼女の幼少期に申請したため 2017年までイギリス国籍を保有していたようですが、同年香港特別行政区立法会地方選挙に立候補するため放棄しています。

かなりの新日家でもあり、SNSでのフォロワーも凄く現在

YouTube33.4万人 Twitter58.1万人 Instagram29.9万人

と総フォロワー121万人とインフルエンサーとしても影響力を持っています。

YouTube内でも見てもらったら分かるように、日本語も流暢に話すのですが、何故これほどまでに日本語が上手なのかというと、日本に留学していた経験があるかと言ったらそうではなく、先ほど言ったかなりの親日家であり、日本のアニメ・アイドル・歌手にハマりまくり、自分自身を『オタク』と語るほどの周氏は独学で日本語を習得したようです( ゚Д゚)!!

そんな彼女。

2020年の8月と2020年の12月に2回立て続けて逮捕されています。


周庭氏が逮捕された理由

2020年8月の逮捕は国家安全法違反

周氏が逮捕された1回目は2019年6月の逃亡犯条例改正に反対する抗議活動で警察本部を包囲する「違法集会」を扇動した罪などに問われた裁判で、香港の裁判所は有罪判決を言い渡され、2020年8月10日に大埔の自宅で国家安全法違反の疑いで逮捕されました。周氏は24時間以上身柄の拘留を受けた後、8月11日の夜に2万元の現金と18万元の保釈金で大埔警察署を離れることを許可されましたが、その時に周氏のパスポートは押収されています。

この保釈後に周氏は「政治的な目的による摘発でばかげている」と当局の対応を批判しています。

ここで周氏が反対した『逃亡犯条例改正』と『国家安全法違反』について簡単に説明すると、

逃亡犯条例改正とは?

香港が犯罪人引き渡し協定を締結していない国・地域の要請に基づいて、容疑者引き渡しを可能とするもので、周さんがこれに反対している一つとして、逆を言えば実質的に香港市民も中国当局の取り締まり対象になる恐れがあるためです。香港の根幹である『一国二制度』が揺らぐことで、世界の経済・金融センターとしての地位低下も心配されています。

国家安全法違反とは?

中国による「香港国家安全維持法」(国安法)は現在、香港の法制度を根本的に変えるだろうと指摘しています。この法は複数の行為を犯罪とみなし、最高で無期懲役を科すとしているものです。そして中国大陸側の保安担当者が香港で合法的に活動することを認められており、要は中国の警察が香港でこの法に触れた者を逮捕出来るという事になり、これも『一国二制度』が揺らぐ要因とも言われています。

一国二制度とは?

ここで一国二制度についても簡単に触れておくと、

一国二制度とはある国の特定の地域において、国の制度と地域固有の政治経済の制度が両立していることを指していて、香港は昔イギリス領でしたが、1997年に中華人民共和国(中国)に返還されました。

しかし、返還後すぐに中国の法律が適用されるのでは、香港の人々の生活は混乱するため香港の実情に合わせた政治が実施できるように、50年間は中華人民共和国と香港の2つの制度を共存していく事となっています。

いずれは中国になるのは規定路線ですが50年満たない状態で様々な法が改正や立案される中で香港市民からの反対デモ運動がおこったりしており、その中で声をあげている一人が周氏です。

2020年12月の逮捕で禁錮10月の実刑判決を受けて服役

要は2019年に香港で起きた反政府デモをめぐって、無許可集会扇動罪などで昨年12月に禁錮10月の実刑判決を受け服役になりましたが、模範囚として認められ7ヵ月で出所となり、それが6月12日という形で出所になりました。

ちなみに6月12日は、まさにG7サミットの最中であり、G7による中国包囲網と言われる中での、周氏の出所は意図的なものと見られています。


昨日出所した後の周庭氏のインスタ

6月12日朝。服役していた施設周辺に約100人の報道陣が詰め掛けましたが、周氏は無言で迎えの車に乗り込みました。

下の動画を見ても分かるように、かなり痩せて覇気もなく疲れている様子が伺えます。。。

周氏はその後、自身のInstagramに一面真っ黒の画面を投稿しています。

雨の中集まった支援者達に対しては、「苦痛の半年がやっと終わった。とても痩せて弱ってしまったので、これからゆっくり休んで体調を整えます」と発信しています。

この真っ暗な画面に周氏の無言の想いが全て詰まっているように思えてなりません。。。

周氏の国安法違反容疑は『外国勢力と結託し国家の安全に危害を加えた』というもので中国当局は、先ほどあげた日本など各国の注目を集める周氏のSNSやTV等のメディアを通じた発言を問題視しているようです。出所後も周氏は以前のような自由な言動を封印せざるを得ないとみられており、周氏のみならず、市民に本当の意味での言論の自由が訪れる事を祈ります。

隣国で起きている現状を最低現知り、自分の考えを持つことは大事だなと思います。

では、今日はこの辺で。

目標の2024年11月11日まで

後1246日‼︎

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