今日の朝は5時ごろから広島の集中豪雨によりスマホの緊急警報がバンバンなっていました。

静岡の熱海の豪雨による土砂災害の流れもありますが、広島に住んでいる自分としても近年の広島の集中豪雨による土砂災害では、2014年と2018年の広島の土砂災害は記憶に新しく忘れる事は出来ません。

2014年広島豪雨

2014年の広島豪雨では広島市内で土石流 107 箇所、がけ崩れ 59 箇所の計 166 箇所で土砂災害が発生して死者 77 名(うち関連死3名)、負傷者 68 名の人的被害をもたらしました。建物(住家)被害は、全壊棟数は 179 棟、半壊棟数は 217 棟を含む合計 4,749 棟で、特に集中的に被害を受けた安佐南区山本地区から安佐北区大林地区に至る帯状の地域では、鉄道やライフラインに甚大な被害が発生しています。

2018年広島豪雨

2018年の広島豪雨では、7月5日から8日にかけて広島県中部では梅雨前線に伴い豪雨が発生しました。安芸と天応の観測所では、48時間降水量が412mm、388mmを観測して広島市の安芸区、坂町、呉市、熊野町、東広島市などでは豪雨により土砂災害が発生。広島県では土砂洪水災害による死者は108人、全壊住家は1029棟に達しました。安芸区矢野地区の矢野川、呉市天応地区の大屋大川と支流の背戸の川では上流で土石流が発生し、住宅の全壊、住宅への土砂の流入や浸水被害が相次ぎました。

広島は元々海を埋立て山を切り拓いた都市だという事

Googleアース用空撮

海を埋立てて出来た広島市

上の動画はGoogleアース用の空撮で観ているととても広島の街・海・山が綺麗だなと思うのですが、元々広島は実は、戦国時代の終わりごろまでは、現在の広島市の中心部のほとんどが海だったのを知らない人は多いのではないでしょうか?広島市は日本でも有数の三角州地帯を形成している地域で、広島市の中心部を流れている太田川が、長い年月をかけて上流から運んできた土砂を堆積して広島平野を形成してきたのは有名です。ただ広島の市街地は決して自然の力だけで形成されてきたのではなく、江戸時代の巨大プロジェクトによって人工的に作られたのが大元でびっくりするかもしれませんがこれが江戸時代の広島市の地図がです!!

びっくりしませんか(@ ̄□ ̄@;)!?ほぼ海だった理由がお分かりになったと思います!地図上の黒い線で囲まれた部分だけが当時の陸地だったという事です!
江戸時代のこの巨大プロジェクトによって遠浅の海の中に堤防を作って土砂を堰き止めて埋め立てて陸地を増やしていったという流れです。江戸時代この方法で
当時の広島藩は相当領地を拡大したと言われています。ただこの昔の流れによって広島は地盤が弱く大雨による液状化現象も起こりやすい地域とされています。

山を切り拓いて出来た広島市外の住宅地

そして広島の土砂災害が多い理由のもう一つは山という山を切り拓いて住宅地を立て続けた事にあります。

この下の写真を見てもらえれば分かりやすいかと思います。

人口が集中する広島市周辺では、山を切り開いて斜面の直下や谷の出口付近まで住宅が開発されてきました。特にこの流れは1866年から活発になり、上の写真のように元々は山だった所が上の方までドンドン切り拓かれて住宅が至る所で立てられているので、どうしても地盤が盛り土等もあり弱くなるのは否めません。後広島の山の表面の特徴としてはマサ土と呼ばれる砂のような土が多く、この『マサ土』が、水を含むと非常にもろくて崩れやすい性質を持っているため、斜面の表面を『マサ土』が広くおおっている広島県では、土石流やがけ崩れなどの土砂災害が起こりやすいという事もあります。

このように山々に住宅が開発されてきたことにより、土石流やがけ崩れなどの被害を受けるおそれのある箇所が増えてきて広島は全国でも有数の土砂災害が多い地域となっているという事です。

この視点で先ほどの広島の上空動画を見ると綺麗とはまた違った見方が出来ると思います。そしてとにかく雨にはとても弱い県であるという事を広島に住むものとしては自覚しておく必要があるのではないでしょうか。

今現在も全体的には雨は止みましたが、大雨による警戒レベル4と非難情報は発表されているおで土砂危険地域では警戒が必要です。そしてこの大雨の流れが一部ニュースでは午後にも静岡の熱海にまたかかってくるという恐れもあるというので心配ですね。

大袈裟ではなく、一人一人が声を掛け合って

とにかく命を守る行動を事前に取る事が必要です。

では、今日はこの辺で。

目標の2024年11月11日まで

後1222日‼︎

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