今更ながらに最近Netflixで『愛の不時着』のドラマを観ています。このドラマは北朝鮮と韓国のそれぞれの特権階級に生まれた主人公とヒロインの決して結ばれる事が許されない恋愛ラブストーリーなのですが、それ以外にも北朝鮮と韓国の生活や体制(資本主義と社会主義)のギャップを感じながら、主人公とヒロインの恋愛模様を楽しく観させてもらっているのですが、僕的には2つ気になる事が、あったのでその1つを調べてみました。
それは、この『愛の不時着』における北朝鮮側の男性キャストの各階級と現在の北朝鮮の階級について照らし合わせて観てみたいなという事です。
北朝鮮の今現在の各階級
北朝鮮の現在の階級の順位がコチラ!
写真の図のような形でTOPは大元帥~下は戦士まで全23階級に分けられています。
愛の不時着のキャストの各階級
これを元に気になる北側のキャストの主要階級を現在の北朝鮮の階級に照らし合わせてそれぞれ見てみるとこうなります。
主人公 リ・ジョンヒョク中隊長 (大尉) 階級で言うと上から12番目
続いて主人公の隊でもありドラマにもよく出てくる第5中隊の4人はこのような階級になります。
ピョ・チス(曹長、特務上士)階級で言うと上から12番目
パク・グァンボム(軍曹)階級で言うと上から12番目
キム・ジュモク(中級兵士)
クム・ウンドン(初級兵士)
今度は主人公リ・ジョンヒョクを最もこの『愛の不時着』で苦しめたヒール役のチョ・チョルガンの階級は、
チョ・チョルガン(人民武力部保衛局所属の少佐)階級で言うと上から11番目。
ちょうど主人公の1つ上の階級になりますね。まさに目の上のたんこぶと言ったところでしょうかw
これは僕個人が気になったキャストの階級なのですが、主人公の婚約者ダンの叔父で、ダンの母で平壌最大のデパート社長コ・ミョンウンの弟であるコ・ミョンソクの階級は、
コ・ミョンソク(保衛局司憲局長で少将)階級でい言うと上から7番目。
主人公にも協力的でドラマでもキャラが立っていて僕個人的に好きなキャラ、いやキャストでしたw
そして僕も気になった主人公リ・ジョンヒョクの父親の階級は、
リ・チュンリョル(朝鮮人民軍総政治局長)階級で言うと上から2番目
階級ではなく序列で見ると、ジョンヒョクの父のいる軍の総政治局は、軍指揮官の人事権や検閲権を持っていて、その責任者である『総政治局長』は軍序列1位になります。過去金正日総書記の時代には『先軍政治』を掲げて軍部の権力が強化された時、当時の軍総政治局長だった趙明禄氏が金正日総書記に次ぐナンバー2とされた事もありました( ゚Д゚)!!!
現在の金正恩時代の総政治局長は、平壌市労働党委員長出身の金秀吉氏が務めています。金正日時代に比べて若干地位が下がったものの、この総政治局長という地位は北朝鮮国内の5本の指に入る権力者であることは間違いないようなので、主人公のお父さんは北朝鮮の中でもナンバー1に次ぐとんでもない地位という事が伺えます。
ちなみに詳細大元帥は故金正日総書記であり、言わば存命の大元帥はおらず、二番目の元帥の階級が金正恩委員長という事になるのですが、この元帥には
共和国大元帥と人民軍元帥の二つに分かれていて、
共和国元帥が金正恩委員長でただ一人、それ以外の元帥が人民軍元帥と呼ばれています。
つまり白頭山の血統と呼ばれる金一族を除いたらこの人民軍元帥の階級は実質TOPの階級という事になります。
では実際の現在の北朝鮮の元帥級の面々がコチラの5人になります。
実際の現在北朝鮮の序列TOP5
今現在の北朝鮮を動かす実質の5人は、金委員長をはじめ、崔竜海(チェ・リョンヘ)最高人民会議常任委員長、趙勇元(チョ・ヨンウォン)党書記、李炳哲(リ・ビョンチョル)党中央軍事委員会副委員長、金徳訓(キム・ドクフン)首相の5人となっています。
ただ以下の先月に流れたニュースを見ると、最新の序列は幹部が起こす事件や金委員長による粛清によって今後も変動はあるとは思います。
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北朝鮮で「重大事件」が発生! 軍No.1とNo.2の元帥が更迭!
どうでしたか?
普段は気にもならない北朝鮮の階級を知った上で、『愛の不時着』を再度また観てみると違った楽しみ方が出来るのではないでしょうか(^▽^)/
明日は気になるもう一つ、現在の韓国の財閥について調べてみたいと思います!
では、今日はこの辺で。
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