eスポーツがオリンピック競技になるかもしれないというのは皆さん聞いた事があると思いますが、現在のeスポーツ事情はどうなのか気になったので調べてみました(^▽^)/
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eスポーツとは?
『eスポーツ』とは『エレクトロニック・スポーツ(Electronic Sports)』の略で、ビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉える際の名称で電子機器を使う娯楽や競技やスポーツなどの事を指します。
世界のeスポーツ人口は、
- 世界の競技人口:約1億人以上※ヤフーニュース
- 競技人口以外に観戦、視聴者:3億8000万人
日本のeスポーツ人口は、
- 日本の競技人口:390万人
- 競技人口以外に観戦、視聴者:160万人※ファミ通ゲーム白書
となっています(^▽^)/
では早速、世界と日本のeスポーツ賞金総額&個人の獲得総額賞金ランキングTOP5をそれぞれ見てみましょう!
世界のeスポーツ賞金総額ランキング
第5位 オーバーウォッチ(Overwatch)約28億4000万円
『オーバーウォッチ』はBlizzard Entertainmentが開発、提供しているゲームでプレイヤー数は全世界で4000万人以上と発表されています。Esportsの代表的作品の1つで、近未来の地球を舞台にした6人vs6人のアクション・シューティングゲームで、様々な役割に分かれたヒーローを使用して戦います。競技シーンの人口は約3500人、賞金総額は約28億4000万円。プロリーグの『オーバーウォッチ・リーグ』やワールドカップも開催されていて、競技スポーツのプロと比較しても変わりない水準のeスポーツとなっています。
第4位 リーグ・オブ・レジェンド(League of Legends)約87億5000万円
『リーグ・オブ・レジェンド』もeスポーツにおける賞金割合が高いゲームタイトルに含まれ、競技人口7000人越えとかなり多くのプロ選手が所属しています。大会開催数は約2500回で賞金総額は約約87億5000万円となります。直近で開催されている『World Championship 2020』は世界で最も大きなEsports大会の1つといえるだろう。もしMOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ)の中でオリンピック種目になるとしたら可能性が高いうちの一つにもあげられています。
第3位 フォートナイト(Fortnite)約106億円
『Fortnite』はEpic Gamesが開発、提供しているバトルロイヤルゲームです。他のバトルロイヤルゲームと比較して『建築』という特徴的な要素があり、マップ上で武器や装備だけでなく様々な『資材』を集めて建築を行い、敵より有利な位置を取ったり奇襲を防いだりといった、バトルロイヤルゲームの中でも戦略性と操作性が非常に求められるゲームになっています。世界中で社会現象を起こすぐらい流行していて、賞金規模が億を超える大会が多数開催されています。競技人口は4500人で開催大会数は660回とそこまで多くないですが、賞金総額は約106億円にも上る。最近では、フォートナイトの世界大会で優勝した16歳の少年Bughaが賞金300万ドルを手にしたことが話題となりました。
第2位 Counter-Strike: Global Offensive(通称、CSGO )約109億円
『Counter-Strike: Global Offensive(通称、CSGO )』は『カウンターストライク』シリーズの最新作になります。世界の中で最も大きな競技シーンの市場を持つゲームで人口13000人、開催大会数5000回越えとシーンとして圧倒的な規模を誇っていて、大会賞金総額は大台の1億ドル越えとなっています。1つのマップに攻守で分かれて、相手を全滅させるか目標を爆破、防衛すれば勝ちというルールでFPS(ファーストパーソンシューティングゲーム)というゲームジャンルの中でも随一の難易度を持つ作品となっています。奥が深く競技性も高いのが特徴で、プレイヤーの実力が最も顕著に出るゲームでルールを少し理解すれば観戦しやすいのも人気の高さとして挙げられています。
第1位 Dota2 約218億円
そして堂々の1位『Dota2』はゲーム配信プラットフォームのSteamを運営しているValve社が開発、提供しているゲームでMOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ)の元祖と言われています。かなりのプレイ人口を誇るゲームですが競技シーンの規模はそこまで大きくありません。約4000人の競技人口と同じMOBAジャンルである『リーグ・オブ・レジェンド』と比較すると半数程度ですが、大会賞金総額はなんと約218億円以上と他タイトルと圧倒的な差をつけて賞金総額1位のeスポーツゲームとなっています。後でご紹介する、世界で最も獲得賞金が多いプレイヤーランキングでも上位11人は全員『Dota2』のプロプレイヤー達で、今年開催予定の世界大会『The International 10』の賞金は日本円で約36億円を突破して、eスポーツの大会で歴代最高額を更新しました。
日本のeスポーツ賞金総額ランキング
そしてこちらが日本の賞金総額ランキングになります(^▽^)/
- 第1位 Shadowverse World Grand Prix 2019 1億4000万円
- 第2位 モンストグランプリ2019 アジアチャンピオンシップ 1億円
- 第3位 Teppen World Championship 2019 5000万円
- 第4位 League of Legends Japan League 2019 2700万円
- 第5位 荒野CHAMPIONSHIP-王者の絆 2500万円
日本は法律上の問題で賞金額に一時上限がありましたが、最近はプロゲーマーに仕事としてお金を払うという職業としての賞金とした事で今までの上限を超えた賞金を出す事がクリアーになりました。(なのでプロではない一般人は駄目)ただ日本はゲーム先進国だったのにこれじゃまだまだ世界と比べると盛り上がりに欠けますね(´;ω;`)
世界のeスポーツ賞金獲得ランキング
第1位 N0tail 7億4,000万円
- 世界No1プロゲーマー
- チームOGのキャプテン
- 史上もっとも成功を収めたeスポーツプレイヤー
eスポーツ世界賞金ランキング1位はデンマーク出身のN0tail選手です。
N0tailは『Dota2』でOGというチームのキャプテンを務めていて、彼は20代にしてもっとも成功を収めている最強のeスポーツプレイヤーと言えます。OGは2015年の設立以来さまざまな波乱万丈の末に『The International 2018』と『The International 2019』世界大会を連覇しています。
『The International』は年を追うごとにeスポーツ大会最高賞金総額を更新し続けているので、結果N0tailが世界で最も稼ぐプロゲーマーに位置することは当然ともいえるでしょう。
第2位 JerAx 6億9,000万円
- チームキャプテンも経験するOGプレイヤー
- 数々のチームに所属
- 2020年1月に引退
JerAx選手はN0tail選手と同じOGに所属していた『Dota2』のプレイヤーです。
JerAxはOG以外にも様々なチームに所属していた経験があり、フィンランドで結成されたチームではキャプテンも務めていました。
最もチームが不安定で結果も出ていなかった2016年にOGに加入して一流チームに引き上げた立役者ですが、2019年に公式大会The Internationalで連続優勝を果たした翌年の1月に引退したため伝説のプレイヤーと言われています。
第3位 ana 6億4,000万円
- 『Dota2』のオーストラリアのプレイヤー
- The International 8のMVP
- チームを連覇に導いた神童
ana選手はOGの中で最も若いオーストラリアのeスポーツ選手になります。
2016年にOGに所属、その後2018年・2019年のThe Internationalで優勝をしました。The Internationalの2連覇は『Dota2』の歴史史上初でもあり、anaこそOGをその快挙に導いた一員であると言われています。
第4位 Ceb 6億円
- フランスの『Dota2』プレイヤー
- 苦い経験を乗り越えトッププレイヤーに
- コーチとしても活躍
Ceb選手はフランスの『Dota2』プロプレイヤーです。OGのメンバーとして史上初の2連覇を達成しました。
OGに所属する前の初公式戦では思うような結果が出せず、2015年のThe Internationalでは出場の資格すら与えられませんでした。
このような苦い経験も乗り越えて、今ではトッププレイヤーとしての活動のみならず、若い選手の育成を目的としたコーチとしても活躍中のようです。
第5位 Topson 5億8,000万円
- フィンランドのトッププレイヤー
- 様々な経験を経てOGに所属
- 2019年大会ではMVPにも選出
Topson選手はフィンランドの『Dota2』プレイヤーで、2018年にOGに所属。上の4人と比べ少し遅い加入となりました。
それまではロシアのeスポーツ組織に所属していたり、主な活動は動画配信を行ったりしていたストリーマーでした。OGとして参加したThe International 2019年では大会のMVPに選出され、チームの連覇に大きく貢献した1人になります。
ちなみにこのBEST5のみならず、獲得賞金ランキング1位~11位までが全てDotaのプレイヤーで独占されています。これには理由があってDotaの賞金はDotaプレイヤーが支えている部分が非常に多く、キャラクターの見た目を変えるスキンアイテムを課金することによって、プレイヤーの課金額が大会の賞金額になっているためかなりの額をプレイヤーに分配できる仕組みになっているからです。12位がアメリカのフォートナイトの2019年個人戦世界チャンピオンになったBugha(ブーガ)が3億4600万円となっています。
日本eスポーツ賞金獲得ランキング
- 日本1位 ふぇぐ 1億円
- 日本2位 ときど 5400万円
- 日本3位 梅原大吾(ウメハラ) 2600万円
- 日本4位 glory 2500万円
- 日本5位 かずのこ 2500万円
世界ランキングでいうと、日本1位のふぇぐさんは1回の優勝で世界92位にランクイン、日本2位のときどさんは世界ランキング241位となっており世界の層の厚さがうかがえますね( ゚Д゚)
eスポーツのオリンピック競技実現は!?
eスポーツのオリンピック競技実現は2028年が狙い時と言われているようです。
そして国際オリンピック委員会(IOC)は、東京オリンピック・パラリンピック開催前の公式イベントの一つとして、コンピューターゲームを使ったeスポーツの競技大会を5月13日~6月23日の日程で現在開催しているようで、種目は野球、自転車、ボート、セーリング、モータースポーツの5つで行うようです。
2028年が有力視されている理由には、オリンピックには正式種目の他にその大会に限って実施される『追加種目』というものがあって、2020年の東京オリンピックは野球・ソフトボール・空手・スケートボード・スポーツクライミング・サーフィンの5競技が追加種目され、2024年のパリ五輪ではブレークダンス・スケートボード・スポーツクライミング・サーフィンの4競技が追加種目として決定しています。
実はパリ開催でもeスポーツは候補に挙がっていたようですが国際eスポーツ連盟がIOC承認団体という条件を満たしていないので駄目でした。しかし2028年まではまだ時間もあるのと開催地はなんとロサンゼルスなので、eスポーツ業界を常にリードしてきたアメリカが提案するということで、十分に可能性はあると言われているようです。
実際にIOCも世界中のバーチャルスポーツやeスポーツ、ゲーム愛好家の参加を促しオリンピックの新たな観客を開拓したい考えのようで、IOCのトーマス・バッハ会長もリリースで、OVSは「バーチャルスポーツ分野で新たな視聴者との直接的な関わりを深めることを目的とした新しく、ユニークなオリンピックのデジタル体験だ」とコメントしているためかなりオリンピック種目になるのはいつかというだけで時間の問題だと言えるでしょう。
僕の個人的には、平和の祭典とされるオリンピックでは問題視されている部分もあるようですがMOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ)系のゲームは競技として選ばれてほしいなと思っています。
どうでしたか?ゲーマーが立派な職業として今後違和感なくプロスポーツ選手の年俸と肩を並べる日はすぐそこまで間違いなく来てますね。
では、今日はこの辺で。
目標の2024年11月11日まで
後1270日‼︎
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