あなたが見ている『黄色』は実は本当の黄色ではないと言われたらどう思いますか?
でもこれ嘘のような本当の話のようなんです(^▽^)/!!
それは何故か?
それは人間が感知する事が出来る基本色にあります。
RGBという人間が感知できる色
人間の脳は、光からの刺激を受けて色を認識・完治しているのですが、人間の目の網膜には赤R・緑G・青Bの3種類の光に感応する『錐体(すいたい)』と呼ばれている視細胞というカラーセンサーがあるのですが、これがそれぞれの光の刺激の割合を調整して『色』として知覚している事になります。この赤R・緑G・青Bの3色の光を『光の3現職=RGB』と呼びます。
パソコンも光を通して人間に色を認識させているのでRGBになります。
人間の脳は光からの刺激を受けて『色』を認識していますが、脳の手前でそれを見るのは『目』になります。つまり色とは目を通して光を完治した脳の反応であり、人間は赤R・緑G・青Bの光に反応する錐体を持っていますが、同じ哺乳類でも犬の網膜は錐体が少ない事が分かっており、青と黄色にしか反応しない言われており、よって青と黄色の中間色で構成されるという事は犬の世界では赤色は存在しないのではないかと言われているようです。
人間が黄色が見えない理由とは?
それでは、今日の本題の黄色が何故人間は見えないのかを深堀していきましょう。
まず下の図は可視光線の波長の図になるのですが、かの可視光線というのは、
人が見える光、つまり電磁波の事です。
そしてこの中で赤R・緑G・青Bの3つに錐体を調整してその他の色を見ているという事になります。
そしてこの図で言えば『黄色』とは物理学的に言うと周波数580nm辺りの電磁波の事を言うそうです。
ここで間違えてはいけないのは、黄色と呼ばれる『本物』の電磁波は存在するという事です。
ただ人間にはその『本物の黄色』を直接見る事の出来るセンサー、つまり黄色を感知できる錐体がないので見る事は出来ませんが、赤と緑を掛け合わせる事によって黄色を感じているという事になります。
今見ている黄色と呼ばれて人間が見ている黄色はこの赤と緑を掛け合わせて見えている黄色であり、周波数580nmにある『本物の黄色』を見ているわけではないという事になります。
さらに言えば下の図のように、人間が見えている、感知できる電磁波=光(可視光線)は下の一部分のみであり、それ以外の部分はまったく人間には見えないという事からも、人間がいかにこの世界の色が見えていないかが分かるかと思います。
黄色は実際にない幻覚色?
上の動画が今回のブログのメインになるので貼っておきます(^▽^)/
この動画は脳科学の達人と言われている池谷裕二先生の動画で第38回日本神経科学大会市民公開講座の時の講演の動画なのですが、そこでも言われている内容で、黄色が見えないという事をさらに分かりやすく説明してみるとこうなります。
下の図のように真ん中に仕切りを立てた状態で左目に緑、右に赤を映した状態にすると目の前にはどういう光景が見えるか分かりますか?
そうです。答えは黄色が見えるんです。
面白くないですか?
存在しないはずの黄色が目の前に現れる。
つまり、人間から見た黄色は『幻覚である』という事です。
これがまさに、人間が黄色が見えてないという事の分かりやすい説明です。
赤と緑の錐体で調節して、僕たちは黄色と人間が読んでいるものを認識しているという事になります。
ちなみに、黄色をはっきり認識できる錐体をもった動物がいるのはご存知ですか?
先ほどの犬もそうですが、かなり正確に黄色を認識できる動物は『馬』だそうです。
ただその変わり馬は、全体の見え方で言うとモノクロに近い見え方をしているそうです。
どうでしたか?
今見えている世界が当たり前じゃないという事をこういう色覚でも意識してみると、なんか面白いですよね。
異常のない人間同士が同じものを見たとしても、それぞれまったく同じ色に見えているとは限らない……。
世界はきっと、ひとりひとり違ったいろが映っている。
では、今日はこの辺で。
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